2012年09月17日

深見東州著「大創運」〜運を持続させるコツ〜D

 この記事は、深見東州(半田晴久)先生の著作でベストセラーとなっている、「大創運」から引用しています。ワールドメイトのリーダーである深見東州先生の教えから、少しづつ紹介します。


  


 ところで、ある画家が、画壇の寵児としてもてはやされたことがある。絵は高値で取り引きされるし、何かとマスコミに取りざたされていたが、ある日突然「有名になるのは飽きた」といって、アトリエに籠りきりになり、日がなキャンバスに向かう生活を始めた。 外に姿を出さぬ彼の存在は、世間から忘れさられてしまったが、晩年発表した作品の素晴らしさは、若い頃の絵が色褪せて見えるほどであったという。


 その時、彼は「有名になるのは飽きた」という言葉について次のように語った。


「有名になったために、名誉、地位、富などに恵まれた。ところが、その分、絵に打ち込む熱意がうすれそうになった。絵画きは絵を描いているのが幸せであり、自己の生涯や値打ちは、絵に残すべきだと思い姿を隠したのだ」


 人間、全ての面で幸せになろうとすれば、エネルギーを消耗するし、また、たとえ幸せになったとしても、長くは続かない。人それぞれに運の量は違うとはいえ、運には限りがある。自分にとって、もっとも大切なものに運を引き寄せ、運が長持ちするように努力しなければならない。


「命運を永らえる」というのは、この意味なのである。だから、この貯運の法を知らなければ、いくら創運しても、本当の幸福実現の道は成就しないのである。


 



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2012年09月10日

深見東州著「大創運」〜運を持続させるコツ〜C

 この記事は、深見東州(半田晴久)先生の著作でベストセラーとなっている、「大創運」から引用しています。ワールドメイトのリーダーである深見東州先生の教えから、少しづつ紹介します。


 


 

 そこで政治の表面から身を引いて、新しく徳を積む努力をするわけだ。


 これは「急に肥大したものは急速に縮小する。ゆるやかに成長すれば、ゆるやかに衰える」という「老子」の思想の影響によるものだ。


「自分の醜い部分をなくしたいのだが、どうすればいいのか」と問われた老子は、「美があるから醜があるのだから、美しいものをなくせばいい」と答えたという。


 普通ならば「美しい点をより以上に伸ばせば醜さが消える」といいそうなものだが、背伸びばかりするのは良くないというのが老荘の思想なのである。陽があるから陰がある。陰をなくすためには、陽をなくすしかないという思想であり、陰陽は相対的なものであるように、美醜も相対的なものであるというわけだ。だから、美しいとか醜いとか、そんな相対的な世界でウロウロせず、絶対的で悠大な世界に、自分の心と目を向けよと老子は言いたいのである。


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2012年08月27日

深見東州著「大創運」〜運を持続させるコツ〜B

 この記事は、深見東州(半田晴久)先生の著作でベストセラーとなっている、「大創運」から引用しています。ワールドメイトのリーダーである深見東州先生の教えから、少しづつ紹介します。


 


 もちろん、徳分は金銭で正確に計れるわけではないし、金銭に換えられるわけでもないが、幸せな気持ちの分、それだけ徳がなくなったと思うことが大切なのである。


 もし、七千万円の金を浪費してしまえば、あなたは無為に徳を垂れ流ししたことになる。ところが、その金を新たな徳を積むために使えば、現実に金が目減りしても、徳は増えることになるのだ。


 古代中国の君子は、功なり名を遂げると、早々に隠遁生活に入った。地位や名誉や富に囲まれていると、死期が早まると考えたからだ。「老子」には、そこまで詳しくは述べらていないが、老荘思想全般の流れや、それを学んだ人たちの歴史を詳さに見れば、そう断言できるのである。

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2012年08月26日

深見東州著「大創運」〜運を持続させるコツ〜B

 この記事は、深見東州(半田晴久)先生の著作でベストセラーとなっている、「大創運」から引用しています。ワールドメイトのリーダーである深見東州先生の教えから、少しづつ紹介します。


 


 ある日、あなたが買ったジャンボ宝くじが当たったとしよう。これはもう「ラッキー!!」である。一等七千万円。都会の真中で土地を買う気さえ起こさなければ、相当に使いでのある金である。ベンツを買い流行の最先端を行くファッションに身を固め、連日遊び回ってもなかなか減るもんじゃないと思っているうち、ふと気がつけば、通帳の数字はみるみるうちにしぼんでしまっている。


 ああ、こんなことになるなら、財形貯蓄に回しておけばよかったなと考えても後の祭り。


 ここは一発大勝負。万馬券に百万円振り込めば一億円になるではないかと、考えた時は、せっかくの運もからっぽになっている状態である。


 宝クジに当たったことは、あなたの徳が具体的な形になったのだから、大いに喜んでよろしい。


 ただし、ここで考えなければならないのは、あなたの過去の徳分が七千万円という札束に換わったという点だ。つまりあなたの徳分は七千万円分減っていることになる。

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2012年08月25日

深見東州著「大創運」〜運を持続させるコツ〜A

 この記事は、深見東州(半田晴久)先生の著作でベストセラーとなっている、「大創運」から引用しています。ワールドメイトのリーダーである深見東州先生の教えから、少しづつ紹介します。


 


 これらは、全ての人に等しい量の運が与えられているというわけではなく、本人の生まれる前から持ってきた徳である先天の徳と、生まれてから今日まで努力してきた結果である後天の徳があって、運の量も増減するのである。


 とはいえ、人の一生の間に際限なく運が貯まるわけではないから、むやみに運を消費することを避けねばならない。「徳」に関する詳しい論証は、拙著「大天運」(たちばな出版刊)に詳しいので参照されたい。ここでは別の話をしよう。


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2012年08月24日

深見東州著「大創運」〜運を持続させるコツ〜

 この記事は、深見東州(半田晴久)先生の著作でベストセラーとなっている、「大創運」から引用しています。ワールドメイトのリーダーである深見東州先生の教えから、少しづつ紹介します。


 

 


 ギャンブラーに言わせると「人間の持つ勝負運の量は決まっている」そうだ。


若い頃、勝ちまくっていたギャンブラーは年老いるとまるで勝てなくなるし、その逆に、晩年になって、勝負強さを発揮する人もいる。


 とすると、勝ち負けがイコールとなってしまうから所詮ギャンブラーは、身が持たないことになる。


 では、われわれの持つ運にも限りがあるのだろうか。


 私は運の根源は、その人の徳分であると考えている。横尾忠則氏のところで前述したとおりである。徳分とは、目に見えない無形の宝物であるが、これが地位、富、あるいは名誉といった現実的な形で現れた場合、その人は「運の強い人」「幸運な人」ということになる。


 つまり、徳のある人は、それだけ、強い運を持つということであり、徳を積むことが運を創ることになるのである。本質の道に合えば徳となり、徳が化して福となる。これがうまく運ばれている状態を称して「運がよい」というのだ。これが、本当の「運」というものの正体なのである。


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2012年08月19日

深見東州著「大創運」〜溢れるエネルギーを活かす法〜D              

 この記事は、深見東州(半田晴久)先生の著作でベストセラーとなっている、「大創運」から引用しています。ワールドメイトのリーダーである深見東州先生の教えから、少しづつ紹介します。



 


 春機発動期と言う言葉がある。十八、十九の若い人たちのおかれた状態で、性的エネルギーが充満していて、何とも切ない年頃であるが、その強い欲望のほんの一部でも、他のことに振り向けることができれば、その人の人生は、さらなる実りが約束されるであろう。


 そのことは拙著「大金運」(たちばな出版)でも述べたが、男性はどこかにハングリーがないと伸びない。特に、若い頃は性的にハングリーでなければ、無から有を生み、不可能を可能にするバイタリティは湧かないのである。精は気と化し、気は神を呼ぶ。精、気、神の三要素こそが、生命を司る三要素であるからだ。神仙道はこのことについて詳しいが、ここでは詳説をはぶく。


 

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2012年08月16日

深見東州著「大創運」〜溢れるエネルギーを活かす法〜C

 この記事は、深見東州(半田晴久)先生の著作でベストセラーとなっている、「大創運」から引用しています。ワールドメイトのリーダーである深見東州先生の教えから、少しづつ紹介します。


 

 


 このような話をすると、さきほどの自称絶倫男は愁眉を開いたようで、月に一度はしかるべき聖域に出かけ、神に祈り、心の修養を積みはじめた。


 しばらくして、彼が再び訪れたので、様子を尋ねるとこういう。


「よくわかりました。要は他の方向に自分の関心が向いていなかったのです。今は仕事もバリバリ、毎日爽快な気分でやっています」


 で、問題の欲望の方は?


「ハハハッ。相変わらず元気です。ただし女性の良し悪しがわかるようになったから、相手は少数です」


 一人にしなさい!


「英雄色を好む」という言葉がある。歴史に登場する人々の多くは、女性をこよなく愛した。私の知る大学者は「その半生が色欲との闘いであった」と告白したことがある。悶々と悩み、もだえるうちに、ふと気がつくと学問に没頭していたという。といって、色欲を喪失したわけではないそうだ。


 日本の経済界、あるいは政界に君臨する人々の中にも、色好みを隠そうとしない人が多い。


「下半身に人格なし」と豪語した大臣が昔いて、これはどうかと思うが、いずれにしろ、色欲、性欲は、人類繁栄の根源であって、これを否定すれば、地上から人類が姿を消すことになる。

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2012年08月12日

深見東州著「大創運」〜溢れるエネルギーを活かす法〜B

 この記事は、深見東州(半田晴久)先生の著作でベストセラーとなっている、「大創運」から引用しています。ワールドメイトのリーダーである深見東州先生の教えから、少しづつ紹介します。


 


 宗教の世界では、人間の欲望を不純なものと決めつける傾向が強いが、弘法大師は、こういっている。


「……人間は肉体を持ってこの世に現れているから、性欲、食欲、睡眠欲などの欲望があるのは当たり前のことなのである。また、その欲望の源は、全宇宙の生命エネルギーからくるものであるから、否定することはできない。要は、その欲望=エネルギーを、良しとする方向に運用していけばいいのである」


 良しとする方向を見出すために古今の学問を学び心の修養を積む。


 つまり、理性と心の力と教養の襞によって、現在の欲望を制御すればいいのであって、欲望そのものを捨てる必要はないというのである。


 

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2012年08月09日

深見東州著「大創運」〜溢れるエネルギーを活かす法〜A

 この記事は、深見東州(半田晴久)先生の著作でベストセラーとなっている、「大創運」から引用しています。ワールドメイトのリーダーである深見東州先生の教えから、少しづつ紹介します。


 


 世の中に影が薄いといわれる人がいる。仲間内でワイワイ騒いでいても、存在感が無いから、みなの関心を惹かない。


「おい、あいつ、まだ来てないのか」


「…オレ、さっきからずっといたよ」


 このような人は、生命力とバイタリティが足りない。バイタリティが足りない人間は、人間として大成する可能性もまた、少ないということになる。


 とすれば、桁はずれの色欲に悩む男は、そのエネルギーをコントロールして、他のエネルギーへと転化すれば大いに成功を収めることができるはずだ。

posted by まりこ at 23:14| 深見東州「大創運」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする